パリには数えきれないほど魅力的な場所があります。
何度か旅を重ねるうちに、観光名所を巡るだけではなく、「またあの場所にいきたい」と思うお気に入りの場所ができるようになりました。
私にとってその一つが、パリ4区にある『サン・ルイ島』です。
セーヌ川に囲まれた穏やかな景色、歴史ある『マリー橋』、行きかう人々の日常。
変わらない風景の中に身を置くと、以前訪れたときとは少し違う自分の気持ちに気づくことがあります。
今回は、メトロ7号線『ポン・マリー駅』から、『マリー橋』を渡り、『サン・ルイ島』をゆっくり散歩した一日をご紹介します。
パリ4区の散歩は『ポン・マリー駅』からスタート
『ポン マリー(Pont Marie) 駅』は、『パリ市庁舎(Hotel de Ville)』や『サント・シャペル(Saint-Chapelle)』などの観光地からも近い場所。
また、美味しいアイスクリーム屋さんで有名な『Berthillon (ベルティヨン)』は外せません。
駅を出て横断歩道を渡ると見えてくる『マリー橋』。この橋はマレ地区とサン・ルイ島を結んでおり、マレ地区でお買い物を楽しんだ後に来るのもおすすめ。
この地域が、「慣れない外国での緊張がほぐれてホッとできる」と感じる理由。ひとつは、建物が遮ることのないセーヌ河を見渡せることが、開放感をもたらしてくれること。もうひとつは、中世の雰囲気を醸す『サン・ルイ島』が、ゆったりとした時間を味わわせてくれるから。
それではリラックスしてパリ散歩へLet’s go!

セーヌ河岸の『ブキニスト』をのぞきながら歩く
『マリー橋』を渡る前に、『ブキニスト(Bouquiniste)』と呼ばれるセーヌ河岸の古本屋さんを探索してみましょう。
緑色の箱をパカッと開けるとお店ができる仕組み。往年の有名俳優が表紙になった冊子や、ポップな可愛らしいイラストがずらり。つい見入ってしまいます。

ブキニストはなんと450年前からあるのだとか。今では歴史あるパリの風物詩として貴重な存在。とてもゆったりとした時間が流れています。
閉店時は緑色の外枠が閉まり、鍵が掛かった状態で河岸に並びます。営業時間は特に決まっていないようですが、晴れの日の日中に営業、雨天休業のようです。
マリー橋から眺める美しいセーヌ河の景色
『マリー橋』は17世紀から残る歴史あるアーチ型の橋。ゆったりと流れるセーヌ河とサン・ルイ島の街並みが広がります。

このマリー橋からの景色が最高なのです!見渡す限りのセーヌ河。

優雅に、ザップン ザップンと進む遊覧船を見送ります。

見上げるとパリらしい青い屋根の家々が綺麗に整列しています。

おや?河岸に小さな船を見つけました。

ペニッシュ(péniche)と呼ばれる貨物運搬用の川船を改装したオシャレなレストランでした。天気のいい日に気持ちよく過ごせそう。


パリ発祥の地、『サン・ルイ島』を散策
マリー橋を渡って、『サン・ルイ島(Île St-Louis)』へ進みます。

『サン・ルイ島』は、お隣にある『シテ島( Île de la Cité )』とともにパリ発祥の地。この地を中心に、外側へとパリは広がっていきました。

通りを一本入ると、静かな空気が流れている
メイン通りには、目移りしてしまうほど可愛らしい外観のお店が点在しています。
色鮮やかなパリのお花屋さんを見つけました。お気に入りのお花を見つけたら部屋に飾って楽しむのもいいですね。まるでパリに暮らしているよう!

店構えが魅力的で思わずパチリ
続いてBIOのパン屋さんを発見。お店のココナッツケーキが美味しくて、日本へのお土産に購入。
珍しくアイスコーヒーが売られていました。しかもBIO。(フランスではなかなかアイスコーヒーが売られていません。どうしても飲みたい場合は、スターバックスに駆け込んでいました。)
その他にも、パンと飲み物のお得なセットメニューもあり、ランチにも良さそう。

ベルティヨンのアイスクリームでひと休み
美味しいアイスクリーム屋さんで人気の「ベルティヨン(Berthillon)」へ。テイクアウトのレジにはいつも行列ができています。並んでいる間に何を食べようかと考え中。

いつも注文するピスタチオは捨てがたいけれど、今回はコーヒーを選びました。味がしっかりとしていて美味しい! 日差しが強くて少し暑かったので、アイスクリームで体温を下げます。
ベルティヨンはサロン・ド・テ(Salon de thé )があるので、テイクアウトとは別メニューの、かなり凝ったデザートを店内で楽しむことができます。イチゴをたっぷり使ったアイスクリームなど、次回のお楽しみにとっておきました。

クレープ屋さんでランチタイム
お腹が空いてきたので、気軽に入れそうなクレープ屋さんへ。

理想的な席を見つけました。物思いにふけったり、ほっとリラックスできそうな空間。目の前にはプチホテルが。この通りを満喫するのにうってつけ。是非泊まってみたいと夢は広がります。

フランスでコーヒーを頼むと、オマケでチョコレートをつけてくれるところが嬉しい♡左側のコップが可愛らしくて、記念にお持ち帰りしたかったけど、残念ながら非売品でした。

サン・ルイ島の日常風景
さて、ひと休みしたところでお散歩を再開。フランスの窓枠とお花の組み合わせに目を奪われたり。通りの名前が書かれた看板とのマッチングにため息。。絵になりますね。写真好きにはたまらないです。

どこを切り取っても絵になる風景
ランプの灯りが幻想的なお店を発見。フランスはランプ使いがお見事。夜はいくつか使い分けるとインテリアがより一層映えます。

お散歩中のワンちゃんに和んでいると、パッカパッカ♫と音が。もしかして、もしかする??

なんと警官が馬に乗ってパトロール。まるでおとぎ話の世界にいるよう。平和な心地よい時間が流れていました。

エッフェル塔やルーブル美術館のような有名な観光地ではないけれど、パリを訪れるたびに足を運びたくなる、『サン・ルイ島』は私にとってそんな特別な場所。
『マリー橋』から眺めるセーヌ河、石畳みの小道、花屋さんやカフェの風景。何も特別なことをしなくても、ただ歩いているだけで心が満たされます。
旅を重ねるたびに、お気に入りの場所が少しずつ増えていく。そして「またあの場所へ帰りたい」と思える街があることは、とても幸せなことなのかもしれません。
「またあの場所に行ける!」と思うだけで胸が高鳴る。そんなとっておきのパリでした。
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