『ていねいに美しく暮らす 北欧デザイン展』〜心を豊かにする3つのアイディア〜

北欧デザイン

みなさんは『北欧』にどんなイメージを持っていますか?

 

 

教育や社会保障制度が充実していて
世界の幸福度ランキングでは常に上位。


SDGs
先進国。
効率の良い仕事の仕方で
GDPの高さを維持。
もしくはムーミンの国でしょうか。

インテリアに関しても関心が高く

ほわっと温かみのある照明や
シンプルで使いやすく飽きのこないデザインに目を惹かれます。

 

イッタラやマリメッコなどは日本にとてもなじみのある
北欧デザインですね。

 20233月に日本橋高島屋S.C.開催された

『ていねいに美しく暮らす北欧デザイン展』
では、
北欧の美しいデザインが暮らしや思想の影響を強く受けていることが詳しく解説されていました。

 

 思わず魅了されてしまう北欧のデザインには、
私たちの暮らしを豊かにするアイディアが隠されています。その素敵な考え方を、展示パネル参照のもと、ご紹介していきます。

その1. 美しいものと暮らすこと

北欧では19世紀末から「美が人生を豊かにする」
「日用品をより美しく」という考え方が浸透したと言われています。

”美しいデザインが暮らしや人に良い影響を与えて

その人たちが良い社会をつくる”
という良い循環が生まれています。

 

北欧のデザイナーは実際にものを作る職人でもあるので
生活しながらデザインの問題を見つけては改良を重ねていることから
デザイン自体も循環しています。

デザインと暮らしと社会の良い循環が
現在の北欧社会の豊かさへとつながっているようです。

なるほど。確かに、普段目にするものが美しいと

どんなに慌しい日々を過ごしていたとしても

心をリラックスさせて、良い影響を与える効果がありますね。


普段使いしてみたい、可愛らしいティーポットやカップなどの食器。

アルヴァ・アアルトの「アアルト・ベース」
フィンランドの自然を連想させる曲線が美しい。


シンプルで美しい輝きのイッタラ。自然や生活の中から生まれた、やさしさのあるデザインたち。

その2. 自分の居場所をつくる

北欧は薄暗い白夜が続いたり、冬は日照時間が少ないため
家の中に居る時間が長いことから
自分の居場所をとても大切にしています。

このことからか、特にパーソナルチェアーの存在が
とても大きいそう。

長い人生をともにする椅子の存在は大切。
だから人生の節目にじっくり吟味して買う。

一緒に暮らす一員として
愛着を持って長く大事に使い
次の世代へと受け継がれてゆく。

お気に入りの自分の椅子に座り
美しいものに囲まれながら

家族や気の置けない友人と
心安らぐ時間を過ごすための心の居場所。


こんな個性的な椅子はいかが?
ラケットのガットを使用した「ラケットチェアー」、猫背矯正のために作られた椅子。

心落ち着く空間創りには欠かせない
温かみのあるランプの灯り。眩しさを嫌う北欧の人々に寄り添う、繊細なデザイン。

部屋全体ではなく、必要範囲だけを照らす間接照明の使い方は取り入れたいポイント。

 

その3. ていねいに暮らす

自らの美意識に正直に、自分のリズムで生きている
静かだけど強い意志をもつ北欧の人々。

暮らしに対する自分なりのスタイルをもつことは
どうやら高い幸福度に関係しているのかもしれません。

「日常生活の中に、機能性を備えた美を求めることこそ
究極の贅沢」という思想が根付いていることが伺えます。

ていねいに暮らすことは
なかなか難しいことかもしれませんが

これらのアイディアが少しでも自分なりのスタイルをもつヒントとなり
心の豊かさを生む、良い循環となれば嬉しいです。

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