日常を謳歌するフランスのArt de Vivre | 豊かに暮らすための小さな習慣

パリの花屋さん フランス旅と文化のコラム

忙しい毎日のなかで、つい「やるべきこと」に追われてしまうことはありませんか?

フランスには、そんな日常の中にこそ豊かさを見出すArt de Vivre(アール・ド・ヴィーヴル)という考え方があります。

それは特別なことではありません。朝のコーヒーの時間や、花を飾るひととき、お気に入りの器で食事をする等、ほんの小さな瞬間を自分のために丁寧に味わうこと。

今回は私がフランスに感じる「日常を謳歌する暮らし」のヒントをお届けします。




 

Art de Vivreとは?フランス人の暮らしの価値観。「効率」よりも「心地よさ」

フランス人にとっての豊かさは、何かをたくさん持つことではなく、「今この瞬間をどう味わうか」にあります。

効率やスピードよりも、心地良さや余白を大切にする。それが彼らの暮らしに自然と根付いているように感じました。

フランスのパン屋PAUL

オリーブ入りのふわふわのパンを昼食用に購入。お惣菜・蜂蜜やココナッツオイルを合わせても美味しい!

チェーン店となり日本でもお馴染みとなったフランスの有名なパン屋さん、PAUL(ポール)。

PAULのパンフレットには、”美味しいものを温かな雰囲気の中で楽しみつくし、日常を謳歌するのがフランスのArt de Vivre”とありました。

Art de Vivre (アール・ド・ヴィーヴル)とは「ライフスタイル」のような意味合い。他にも、「生き方の技法」「暮らしの芸術」とあります。

今ここを大切に味わう、フランス人の素敵な習慣。日本の茶道のように一連の流れを愉しみ、今ここを意識する感覚でしょうか。

フランスのカフェでもこのArt de Vivreを垣間見ました。

例えば…注文は一つずつ。日本ではデザートと飲み物を一緒に注文しますが、フランスでは同時にはしません。デザート・コーヒーの時間をそれぞれ愉しみます。

又、フランスのカフェはテーブルごとに担当のウエイターさんが居ますが、お昼どきの忙しい時間帯は一度機会を逃してしまうとなかなかウエイターさんが来ないなんてことも…。

そんな時、時間がもったいないと効率性を考えてデザート、飲み物、お会計をいっぺんに済ませたいなぁなんて私は思ってしまうのですが、フランス人からすればそれは’余裕がない人’ととらえられてしまう。

「その5分、10分を急いで何になるの?」という感覚。ほんとそうだなぁ。。なんて妙に納得してしまいます。(本当に急いでいるケースもありますので、その場合は遠慮せず、一度にお願いすることは可能です)

コーヒーとクロワッサンの朝食

カフェはゆったりした時間を過ごすところ。もし急いでいる場合は Comptoir (カウンター)でどうぞ。こちらは席での注文よりもお安くなります。 お店の方と直接お話しする機会があるかも⁉︎

カフェのカウンター席。

カウンター席で節約して、お手洗いを借りる裏技も。Comptoirはフランス語でコントワール。




 

日常を楽しむ小さな習慣

「サードプレイス」と言われるほど日本でも定着しているカフェブレイク。平日はちょっとした空き時間を使って気分転換をされている人も多いのではないでしょうか?

休日はもう一歩踏み込んで、一杯のコーヒーをゆっくりと味わう一人時間を満喫したり、身近な人たちとの会話や時間そのものを楽しみたいですね。その他にも、お花を飾る、散歩する、アンティークを楽しむなど、暮らしの中にこうした時間を取り入れることが、人生をより豊かにしていきます。

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流れの速い日々、今この時間を愉しむフランスの習慣「Art de vivre」を取り入れたら、少し心に余裕をもって周りの景色を眺めながら日々を楽しめるのかもしれません。

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