世の中の状況が徐々に変わり始めた2020年。感染を防ぐためにステイホームが推奨され、家に居る時間が増えて人と会う機会が減る一方で、自分と向き合う時間が圧倒的に増えたあの頃。
ウイルスが終息するまでの間に出来ることをやるしかない!と以前から興味のあった『DELF』というフランス語の試験を受験してみようと思い立ったのがきっかけでした。
というのは、DELFの準備をすることで “より実践的なフランス語が身につく “とのことで、フランス人の先生からは仏検よりもDELFを勧められていたから。
試験の説明など全てフランス語なので多少不安があったけれど、フランス旅行に行ったつもりでやってみよう!という好奇心で準備に取り掛かり始めました。
この選択がこの後に巻き起こる怒涛の日々の中で一筋の光となるとは、そのときの私には知るよしもないのですが・・・
(詳しくは 「DELF B1合格体験記② 試験対策でやったこと3つ」でお話しています)

【DELF / DALF とは】
フランス国民教育省が認定した唯一の公式フランス語資格(ディプロム)で、一度取得すれば無期限有効です。フランス語の能力や知識を証明書として形にすることができます。
詳しくはこちらへ 日本フランス語試験管理センターHP
【DELF / DALF のレベル】
DELFは A1, A2, B1, B2 の4つのレベルに分かれています。B1は中級程度。
B1は仏検2級と同等レベルでしたので、仏検2級に合格した私は (詳しい内容は “ 仏検2級合格、壁にぶつかって乗り越えるまで ” をご覧ください)単純にB1受験を選択しました。
DALFはC1, C2と上級レベルになります。
【DELFの試験対策本】
DELFの試験対策本は、フランスから輸入されたものが一般的。大型書店の洋書コーナーやAmazonで購入するか、メルカリでもたまに出品されているので要チェック。
私は2016年出版の『100% réussite le DELF B1』をAmazonで購入しました。全てフランス語で書かれています。

*CO(聴解)の筆記部分が選択式になる等、徐々に問題形式が変更されています。これから受験される方はAmazonで最新の対策本を検索してみてくださいね。
【DELF B1の試験内容と時間配分】
対策本を開いてみると、以下の4つの項目に分かれていました。
□ CO (聴解…Compréhension de l’oral)
□ CE (読解…Compréhension des écrits)
□ PE (文書作成…Production écrite)
□ PO (口頭表現…Production orale)
各25点ずつの配分で、100点満点中50点以上で合格。※但し各分野ともに最低5点の取得が必要です!
試験時間はトータル2時間20分。
□ 筆記試験 CO 25分、CE 45分、PE 45分のトータル1時間55分。
□ 口頭試験 準備の時間10分を含めて、トータル25~30分ほど
とかなり長丁場になります。
【過去問のススメ】
さて、テキストを手に入れたはいいものの、どこから手をつけていいのやら…先生にアドバイスを受けて、過去問を解いてみることに。
過去問は 日本フランス語試験管理センターHP から閲覧できます。
実際に解いてみることで、どう対策したらいいか?が見えてきます。
聴解、読解は対策本を使って自分で進めていけると判断しました。文書作成と口頭表現は添削が必要なので、オンラインレッスンを申込み。全体像を見渡して、いざ実践へ。
次回は実際に準備したことをご紹介していきます。

Instagram @bonpolague7 に
過去のフランス語学習を残しています。
ご参考にどうぞ。


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